昭和39(1964)年10月は東海道新幹線の開業で日本中が沸いた。大学の工学祭では鉄研が新幹線の技術話題を纏めて掲示していた。
そんな秋の10月31日、私は遠州鉄道奥山線の最終日を撮りに出掛けた。昭和39年は正月の沼尻から始まり大晦日の金沢市内線まで地方私鉄めぐりの撮影がピークの1年であった。
この工学祭では「生き残った軽便鉄道11社」の写真も展示をしたが、昭和39年は西大寺鉄道(昭和37年廃止)を除く軽便鉄道11社がまだ動いていたことになる。いつでも現地に飛び出せば軽便鉄道が撮れた時代だった。軽便鉄道最後の時代がちょうど学生時代だったのが幸運であった。
撮影:1964.10.31
気賀口を発車する奥山線最終列車.
セレモニーを終えて薄暗い気賀口を発車する最終列車.
大学祭での新幹線の展示にある「合成コンパウンドカテナリー」が懐かしいです。本題とは違うお話ですみません。
返信削除Cedarさん
返信削除展示をよく見ると確かに架線の解説がありましたね。
架線フェチのCedarさん、さすがです。