2014年10月10日金曜日

オリンパスペンS で撮った京阪四条駅

ハーフサイズカメラのオリンパスペンSで撮った昭和39年の京都。

フィルムは35mm判以上、レンズは望遠でなければ、そんな鉄ファン必須のカメラとは
正反対の小さなカメラ オリンパスペンS。

あの時代の風景を独特な雰囲気で写し出してくれたのは
オリンパスペンSのDズイコー30mm(35mm判換算42mm相当)の広角気味レンズでした。
オリンパスペンSのこと、そしてオリンパスペンSで撮って箱に眠っていたネガをスキャンし
あの時代の風景をしばらく続けてみようと思います。

京阪電車四条駅  1964.07.10



 加茂川の流れと四条大橋を行く人々



四条大橋を行く市電とバスとクルマ

こちらは少し離れた京阪京津線.電車のことよりいつもこんな人が入った街風景が楽しい.

電車だけ撮ったカットではなく街の鉄風景だけを集めてみると、オリンパスペンで撮ったカットには何故かその時代がよく表れる。今見ると当時は邪魔だったクルマや人物は写し込まれるほど楽しい。
小さなカメラ、オリンパスペンは人を威嚇せず自然に写る。

京阪京津線

6 件のコメント:

  1. いいなあ!街、人、電車、クルマ…
    時代の空気が写ってますね!
    さすがです。


    いまならばスマホ撮影?

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  2. Cecdarさん
    時代を記録する写真とは、計算して身構えて撮った写真ではないのでしょう。
    私のオリンパスペンには35mmカメラには写っていないあの時代の風景がいろいろと写っていました。
    いまならばスマホ撮影? は正にその通りでしょう。
    望遠ズーム付一眼では街や人はまず撮れませんね。
    あの頃はなんであんなに望遠レンズに憧れたのだろうか?
    私も昭和30年代後半をオリンパスペンで10万枚、いや1万枚くらい撮っておけば良かった。

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  3. 撮影枚数が多いという事はそれだけ写るものが多い。それも意図せず偶然映るものが多いという事ですね。(^_^)
    この点で見るとデジタル化された今は面白い状況だと思いますよ。フィルム代も現像代も電池代も残り枚数も気にする心配なく無尽蔵に写せますから、データ管理さえきちんとしていれば後々面白いものが次々と見つかりそうな気がします。

    社会的位置付けではなくセンサーサイズから見た場合、現代のオリンパス・ペンは35mmの約半分、マイクロフォーサーズセンサーを採用した現行オリンパス・ペンですね。(^_^)
    レンズ交換式のミラーレス機なのでペンFの子孫みたいなもの。初代からペンFを強く意識して開発されたそうで、現行のE-P5なんて前から見ると本当にそっくりです。

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  4. 影武者さん
    ある民俗学者はこの時代の日本をオリンパスペンSで10万枚ほど撮ったそうです。
    多ければ多いほど良い。圧倒的な枚数の中にその時代らしい風景が撮れる とはその通りですね。
    意識して計算して撮る撮られるよりも偶然が良いのです。
    デジタルカメラでそれができるようになり、それが当たり前の時代で誰もが撮れるようになりましたね。

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  5. 何気無い街の風景は矢張り良いですね。
    1960年代にデジカメ持って1日でもいいから戻ってみたいと思うことが良くあります。

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  6. chitetsuさん
    私も同様です。
    もしデジカメ持って1960年代に戻れたら
    あの時、撮らずに悔しい想いをした数々の場面をきっと撮りまくるでしょう。

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