「夏の松本駅前」松本電鉄 浅間線 1963年7月
夜行列車で松本に着いたのは、まだ夜明け前のことだった。静まり返った駅前に立ち、これから始まる一日を思いながら歩き出す。
沿線をあちこち撮り歩き、再び駅前に戻ってきた頃には、夏の陽はすっかり高く昇り、街はもう昼の顔になっていた。
古びた木造電車は、駅前の端にある小さな乗り場で客を乗せると、ゆっくりと動き出し、急カーブを曲がってメイン通りを浅間温泉へ向かって陽ざしの中を走り去って行った。
0 件のコメント:
コメントを投稿