2026年3月23日月曜日

底冷えの岩倉

 京福電鉄鞍馬線 1969年
正月の京都に来ていた。街は華やかな正月だった。
なのに観光らしいことは何もせず、
私は洛北へ向かい、岩倉盆地の田んぼの中にいた。

西陽が差す午後、田んぼの向こうを行く鞍馬線を狙った。
しかし京都の底冷えには参った。
今思うと、廃線になる路線でもないのに、
あの寒さの中で防寒着も着ず、
薄着でよく我慢して撮っていたものだと不思議に思う。

60年近くたった今、あの時の我慢も無駄ではなかった。
そう思うと、底冷えの岩倉も悪い思い出ではない。


木野 - 岩倉




6 件のコメント:

  1. この時代の叡電には足しげく通いましたが、こういう写真は撮っていません。さすがのフレーミングですね、冬の洛北の雰囲気が伝わってきます。

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    1. Cedarさん
      車両を遠方で撮った珍しい1枚です。ネガのどれを見ても電車ばかり。車庫で魅力のポール電車を撮る形式写真は分かるけど、情景でなぜ車両を大きく撮ってしまったのか、反省しきり、使い物になりません。

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  2. モハメイドペーパー2026年3月23日 21:24

    この時代の岩倉は市街を外れた山里という感じでした。電車も半分くらいが岩倉止まりたったと記憶しています。 

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    1. モハメイドペーパーさん
      岩倉までが複線でその先が単線でした。岩倉止まりがあったのでしょう。この岩倉風景も今や家が密集し時代の変化が押し寄せていますね。

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  3. いつも楽しく拝見しています。

    正面の山は比叡山でしょうか?
    1年ほど前、岩倉を訪ねました。秩序のない開発で、見る陰もなくなってます。

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    1. 匿名さん
      コメントありがとうございます。比叡山は右手の方で混ん写真には写ってません。鞍馬側から岩倉駅方面を撮ると背後に比叡山が入ります。この長閑な田圃に今は一面の住宅が凄いですね。

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