都電杉並線 1962年
都電を撮っていると、クルマが写り込み、がっかりすることがあった。路面電車の撮影では、いつもクルマが邪魔に思えた。
都電を撮っていると、クルマが写り込み、がっかりすることがあった。路面電車の撮影では、いつもクルマが邪魔に思えた。
しかし何年も経って昔の写真を見返すと、クルマのいない写真はどこか物足りない。クルマもまた、その時代を映す存在だったのだ。
この写真でも、当時の東京にこんなクルマが走っていたことが楽しい。路面電車だけが走る道路よりも、クルマと共にある風景にこそ、街の息づかいがある。
それに気づいたのは、ずっと後になってからだった。



