2025年9月11日木曜日

雨上がりの金石街道

1964年はマイカー時代幕開け直前で、地方の道路にまだクルマは少なかった。
北陸鉄道金石線 1964.12.31


金沢郊外の金石街道にクルマは殆ど走っていない.
12月の小雨に濡れた金石街道を、電車が貨車を連ねて進んでいく。濡れた路面に車輪の音が響き、パンタグラフが冬空をかすめる。その姿は、港と街を結ぶ暮らしの息づかいそのものだった。
やがてトラック輸送の時代が訪れ、この光景は消えていった。だが、雨にきらめく金石街道を行く貨物列車の記憶は今も鮮やかに残っている。

6 件のコメント:

  1. 鉄ちゃん歴60年以上の じっちゃ です。 毎回楽しみに閲覧させて頂いています。鉄ちゃんとは別に、みっちゃん(道ちゃん)、くっちゃん(車ちゃん、難しいな、倶知安 でもいいけれど、クーちゃん ほどカワイくはない。)もやっています。 毎回背景の クルマ も確認していますが、今回の金石線、マツダクーペ360 かな。小学校に上がる前、ブリキのおもちゃを買ってもらったけれど壊してしまい、酷く叱られた(朧げな)記憶です。これからも 鉄 道 車 三次元(?)で楽しませてもらいます。

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    1. 匿名さん
      ありがとうございます。マツダクーペ360は兄が初めて購入した車で私も思い出深いものがあります。あの小さな車体に大人3人が乗って都内に向かった日の事が、忘れられません。

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  2. 金石線は間に合わなかった線区です。廃止後沿線は金沢の新市街として発展して、のち金沢の市長が「金石線は残しておきたかった」言ったとか。

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    1. Cedarさん
      金石線は架線あり路側軌道がありで、Cedarさんに訪ねていただきたかった路線です。特に金沢駅の裏手にあった始発駅中橋はまるで模型のようでした。

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  3. こんにちは、個人的なお話ですが、私はラビットスクーターとかその辺の旧車をいじっています。いろいろと教えてくれた人はかなり腕の立つ人ですが、先日R360の整備をしていました。残存台数がかなり少ないはずですが、むしろ21世紀も四半世紀たった現在の方が見かけます。エンジン音はなかなかイイです。遅いんですけどね。

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  4. U - BOATさん
    思い出深いR360がまだ現存して動くことが信じられません。日本のマイカーの原点だと思います。狭い車内に乗った時のことが鮮明に思い出されます。

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