2020年8月18日火曜日

貴志川線 雑型車の時代

鉄道模型趣味(TMS) 9月号の地方私鉄失われた情景第15回は「貴志川線 雑型車の時代」です。今回は楽しい雑型車の車両紹介となりました。


1931年 山東軽便鉄道→和歌山鉄道(非電化)に改称
1943年 全線(東和歌山~貴志)電化完了 (この頃からガソリンカーが電車化される)
1955年 和歌山電気軌道に吸収合併され和歌山電気軌道鉄道線となる
1961年 南海電鉄との合併で南海電気鉄道 貴志川線となる
2005年 和歌山電鐵 貴志川線設立

たま電車で有名な今の和歌山電鐵 貴志川線は、その昔 和歌山鉄道時代からの楽しい雑型車の時代があった。淡路と海を挟んで和歌山の貴志川線は淡路交通に負けずにガソリンカー改造の電車が盛んに活躍していた。撮影した1965年はまだ南海の息がそれほど掛かっていなかった時代。

朝の通勤・通学時間にはこんな珍編成が次々と東和歌山駅にやって来た。元片上鉄道や元和歌山鉄道のガソリンカーを改造して見事に電車に化けている。
前からモハ201+クハ803+モハ202  東和歌山 1965.8.4

戻って来たモハ202と奥には改装中の小型電車らしき2両が見える伊太祁曽の小さな車両工場。この頃は南海からつまらぬ大きな電車を押し付けられていたのでしょう。

日中はモハ202を切り離してクハ803(元片上鉄道)+モハ201(元和歌山鉄道)がのんびり走る。

4 件のコメント:

  1. 中小私鉄のお古のガソリンカーを買うとは
    南海は大手のプライドがないのか!と思いますが、
    そんな事も言ってられない時代なんでしょうね。

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  2. にぶろくさん
    この雑型を揃えたのは南海になる以前の和歌山鉄道の時代です。

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  3. ここも、実は未乗線区です、南海形にそろっちゃった時点で興味が無くなって、ましてや今みたいな立派な(?)電車になるとなおさら興味が無くなってしまいました。野上電鉄は何度も行ってるのに・・・天邪鬼ですみません。

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  4. Cedarさん
    南海形にそろった時点で興味なくなったは誰もが同じであったと思います。
    ましてや今は私も全く同感です。

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