花巻電鉄鉄道線は花巻中央から花巻温泉まで走っていましたが、その始発駅は国鉄花巻駅ではなく街中にあった中央花巻駅でした。かって、岩手軽便鉄道と花巻電鉄が並んだ(軽鉄)花巻駅との位置関係は図示の通りです。
TMS No.942号 7月号
花巻駅で客待ちしている鉄道線花巻温泉行き電車デハ57。 1966.3.3
左側は軌道線発着ホームで温泉郷の看板がズラリと並ぶ。この時は既に中央花巻駅まで延びていた線が廃止になり、鉄道線はこの花巻駅が始発駅であった。
いかにも春の陽ざしの中をやってきたデハ57。1966.3.3
馬ずら電車と並んだ鉄道線電車。花巻 1964.8.2
福島交通湯野町、松本電鉄浅間温泉、花巻電鉄花巻温泉と温泉通い電車の終着駅はどこも魅力的な駅であった。
花巻の玄関口 東北本線花巻駅。1966.3.3
中央花巻には間に合わなかったでした。Cedar親子が行った時は西花巻は線路付け替えの後で、軌道線のスイッチバックが消えていました。
返信削除Cedarさん
返信削除西花巻の線路付け替え後に行かれましたか。
私は付け替え後の写真は見たことがありません。
それまであったあのスイッチバックは軌道線に大いに変化をつけてくれました。
中央花巻に延びる盲腸線のような線路や西花巻のスイッチバックなど
実物がなにかとても模型的ですね。
ありがとうございます。
返信削除私は1960年生まれの地元ですので、最古の記憶たちです。
国鉄花巻駅はまだ駅前広場がなかった頃の写真ですね。駅舎はいまだ現役ですが、どうやら今後橋上化されて無くなりそうです。
楓ちゃん
返信削除花巻駅をGoogleで見ると今も55年前の駅舎と屋根の形が変わってなく懐かしくなりました。
これから駅が橋上化されると駅前ロータリーも立体化されて、どこでも見られる画一化された駅になってしまうかも知れませんね。
ところで、上空から見ると花巻駅から北西へ向かって地図には表示されていない自転車らしき細くてきれいなカーブを描く小路が見えました。花巻温泉まで走っていた軌道跡だと思います。
廃線跡の小路は道路とは違ってカーブを描いているのが特徴で、廃線跡がぶつ切りになっても残骸を見つけることがよくあります。