2019年5月15日水曜日

東野鉄道 気動車のエンジン

キハ501(元五日市鉄道)のエンジン日野DA-54D以外は既に紹介ずみの画像ですが、画像再調整して本日のFBにアップしましたのでブログでも取り上げてみます。

撮影:1966.12.30
黒羽機関庫の外に給水塔と給炭場があり、その先に休んでいるハ33とキハ502が見える。
この時代の東野にはキハ501、キハ502、キハ503の3両のボギー気動車が在籍していた。

庫内ではキハ503のエンジンを外して分解整備中。
外したエンジンが左の台車上に見える。

壁に掛けた工具類

台車に載せられたエンジはDMF-13と思われる

機関庫の反対側には元津軽鉄道のDC202(茶色)とDC201(グレー)が休んでいて、
DC202はエンジンが掛かっていて暫くすると給水塔の前に出てきた。

大田原駅のキハ501(元五日市鉄道)

キハ501のエンジン日野DA-54D

参考:鉄道ピクトリアル「私鉄車両めぐり第一分冊」東野鉄道 昭和35年発行

6 件のコメント:

  1. またも貴重なお写真を公開していただき、ありがとうございます。気動車のエンジン、ことにDMH17系と、DML30系(大出力形)/DMF15系(小出力形)以外の写真は、めったに目にすることはありませんでした。それがこのたびは、整備中のDMF-13と思われるものや、日野DA-54Dエンジンといった初期型を拝見することができました。当時は、今から思えばこれら小出力エンジンも貴重な存在だったようです。庫内の壁に掛けられた工具類からも、これらのエンジンを丁寧に、必死に保守していた職員の方々のご苦労がうかがえるようです。残念ながらこの東野鉄道は二度に分けて廃止されましたが、会社は東野交通というバス事業者として残りました。しかしそれも今では関東自動車と合併し、解散してしまっています。今となっては東野鉄道の面影は、廃線跡を残すくらいになってしまい、誠に残念です。それでも重要な地方交通として、鉄道として懸命に「生きていた」当時の姿を拝見することができ、重ねまして感謝申し上げます。

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  2. 匿名さん
    私には気動車のエンジンのことがよく分かりませんが、これらは初期型のエンジンでしたか。
    東野鉄道が懸命に生きていた当時の記録として見て戴けたのであれば嬉しいです。
    こういう写真はあまり好まれないと思っていました。

    写真のキハ503はエンジンが不調でその後は客車になったそうです。
    このキハ503だけが国鉄時代から受け継いだDMF-13で非力なエンジンだったのかも知れません。
    戦後の混乱期に地方の非電化小私鉄ではエンジンの故障などで相当な苦労があったのでしょう。
    地方鉄道のディーゼル車両検修実態の研究論文などを読むとそれを痛切に感じます。

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  3. エンジンの事は全くと言えるほどわからない私ですが、地方の非電化私鉄でよく出会った、あの音とオイル臭が伝わってくるようですね、今回も。
    それぞれ個性的な鉄道や車輌ごとに、エンジン音の個性などもバリエーションがあったのでしょうか?
    珍車?DC201・202はどんなサウンドだったのでしょう?

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  4. esehokuさん
    当時の地方私鉄の気動車には確かに独特のサウンドがあったような気がします。
    残念ながら私にはエンジンによって異なる個性的なサウンドを聞き分ける関心がありませんでした。
    当時のエンジン音は大変貴重だと思います。今、聞いたら懐かしいでしょうね。




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  5. 既にFBにて既出ですのでお聴きいただいているかもしれませんが、
    岡山臨港鉄道で録音したキハ1003のDA55のエンジン音をYouTubeに
    アップしています。
    DMH17とは明らかに異なるやや甲高いサウンドでした。
    1速、2速ともかなり引っ張っていますが、ギヤチェンジもスムーズで
    なぜ紀州では液体式に改造されたのかと思ってしまいます。
    紀州では激しい振動のため一度も営業運転に就かなかったと
    言われていますが、プロペラシャフトのクリティカルスピードの
    問題ではないかと思っています。

    https://www.youtube.com/watch?v=8zFnNR1G_bE

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  6. Tomiiさん
    ありがとうございます。
    エンジン音聴かせてもらいました。
    気動車の音をいろいろと録音しているのですね。
    模型のサウンドシステムで本物のエンジン音が出せたら実感的でしょうね。

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