何が楽しかったか、それは模型を軸足にした実物記事になっていること。
・記事はいつも図面入りで、車両竣功図よりずっと緻密で正確な図面。
・楽しいエピソードや情景など含む話で、鉄道ビク誌の硬い私鉄車両めぐりとは異なる。
・車両写真だけでなく大きい情景写真が配置されている。
・とり上げた対象が良き時代の鉄道であった。
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模型を作りたくなってくる記事
私が小学生の頃こんな記事を一体何度読んだことだろうか。
地方私鉄を訪ねて 倉敷交通 TMS No.93 1956年4月号
電車を訪ねて第50回 秋保電気鉄道 TMS No.86 1955年9月号
模型が作りたくなる実物記事、コレですね!
返信削除最近そういう記事は少ない。
Cedarさん
返信削除今はこういう記事少なくなってしまいましたね。
貴ブログでもTMSの倉敷交通記事を取り上げていましたね。
倉敷交通は1962年に訪問した時はつまらぬ路線になっていましたが、
記事が発表された1956年は倉敷交通に魅力がある時代だったようです。
消えてしまった路線でも、現役当時の光景や車両の紹介で、
こんな「模型が作りたくなる実物記事」があれば楽しい事と思います。
1956年の時点では、katsu様が以前記事中に取り上られた四ツ倉の600形と同系、nasmyth wilson製のA8系1B1ロコも在籍していたのですね.(倉敷の4号機は形式620となるのでしょうか。)
返信削除同じ項のトルペード付ハ52客車も、どこかで見かけた印象があったのですが、「変わった車輛30題」収録の「ケキハを作って4通り」記事中の、鹿島参宮並等車の作例が、よく似た単車であったのを思い出しました。
この頃の誌上では、この種の古典車両が小レイアウトに適当と迎えられ、中村汪介さんや、二井林一晟さん、そして山崎さんの「キットは生きてる」等,未だ豊富でなかったパーツ類 を生かした制作記事が、とても楽しく感じられました。
transitさん
返信削除この倉敷交通の記事を読むと
4号機は日本鉄道→国鉄620→中国鉄道13→再び国鉄620→倉敷交通で、
この時点で休車になっていたと記載がありました。
1962年頃に地方私鉄へ行くとハ52のような2軸客車がまだ在籍していましたが、
その後あっという間に消えてしまった感じです。
この頃よく記事を書かれた山崎さんはじめ中村汪介さんや二井林一晟さんのお名前が大変懐かしいです。
この時代のゆるい模型の記事は私は今読んでも楽しく感じられます。