土佐電気鉄道安芸線。
国鉄御免駅から安芸まで、黒潮おどる土佐湾太平洋沿いを1時間ほど走る。国鉄御免から一つ目の御免町で、鉄道線と軌道線の線路が繋がり、両線の駅が一体となっていた。この安芸線は1974年に全線廃止され、この乗入れ風景も消えてしまった。その後、土佐くろしお鉄道が開通したが、たぶん今の後免町駅に昔の面影は何もないだろう。
高知市内から来た直通てい(安芸線の手結)行きが左手の安芸線の線路に乗入れるところ.写真の601は密着連結器とジャンパ栓を装備した二連乗入れ仕様になっている.後免町 1969.5.5
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クハニ3501+モハ5001+モハ5005 ポップアップ |
クハニ3501 後免町
高知鉄道時代からの生え抜きガソリンカー3両がクハ化され、この1両のみがクハニ3501として
両→片運転台貫通ドア付に改造され生き残った。他の2両は阪神車体に載せ換えクハとなる。
生え抜きガソリンカー2両は車体を阪神1101形に載せ換え2両のクハ3001と3002になった.
古い台車を履いたモハ5006 モハ5007 後免町車庫
安芸線電化時の古典車モハ1000形7両を阪神1101形車体に載せ換えモハ5001~5007となった.
クニ2101荷物車
元国鉄(佐久鉄道買収車)の気動車で、電化時にサハ化され更にクハ化された.
阪神車体と交換で降ろされた2両の元ガソリンカー クハ2002と2003の車体.後免町車庫
参考文献: 鉄道ピクトリアル臨時増刊号 私鉄車両めぐり第1分冊