コメントに書かれていた沿線風景を、瀬峰の車庫にあった2軸元ガソリンカーが走っている光景を想像して見ました。
瀬峰から延びる築館線(昭和25年廃線)の廃線跡。1964.8.4
築館方面行きのホーム 瀬峰 1964.8.4
コメント1
私も仙北鉄道を調べている者で、当時の運転士や築館駅近辺で、築館線を利用した方に話しを聞くなど、そして探検隊のように築館線の軌跡を巡るなどして、自分なりにまとめております。このたびの写真を拝見して往時をイメージするには大変参考になり、また長年願っていた両親の故郷の景色を垣間見ることができ長年願っていた夢が叶った思いがしました。しかしながら時代の流れとはいえ、廃線になったのは本当に残念でならないと考えています。大変貴重な写真をありがとうございます。
コメント2
築館伊豆郎です。
築館駅は、その足跡が辿れない箇所が登米線よりもかなり多く、「・・・だろう」という手がかりと、町の古老(主に同線利用者と元運転士)たちの話で調べてみました。以下、Katuさんは既に知っているかもしれませんが、まず驚いたのは、実はかつて築館駅から更に西にある一迫・花山方面へと延長する計画があったということを知りました。(これは予算等の関係で頓挫したようです)
築館伊豆郎です。
築館駅は、その足跡が辿れない箇所が登米線よりもかなり多く、「・・・だろう」という手がかりと、町の古老(主に同線利用者と元運転士)たちの話で調べてみました。以下、Katuさんは既に知っているかもしれませんが、まず驚いたのは、実はかつて築館駅から更に西にある一迫・花山方面へと延長する計画があったということを知りました。(これは予算等の関係で頓挫したようです)
さて、
➀12kmの行程、築館駅(現税務署)を仮想出発すると、暫く直線を走りますが、その後、下り坂に差し掛かり、また平地へ、
➀12kmの行程、築館駅(現税務署)を仮想出発すると、暫く直線を走りますが、その後、下り坂に差し掛かり、また平地へ、
➁緩やかに右に進路が向くと進行方向の左車窓にはかすかに伊豆沼の景色が見えてきます
➂そして更に右に進路が向くと今度はかなり長い直線を走り、
④やがて緩やかな登坂、今度は左に進路が向くとトンネルに入り、
➄そのトンネルを抜けると左側に山、右側には田園風景が広がり
➅更に直線コースを辿りながら東北本線を潜り瀬峰駅に合流するという感じです。
今、遺構として残っているのは
➀の近辺に車両を納めた車庫がその姿を見せてくれ、今でも倉庫として使っている模様です。
➁については、現在、東北自動車道が横切っておりますが、駅からこの近辺そしてさらに下ると相当の段差があった感がします。
④かつて何の気なしに築館と登米を行き来してましたが、まさか道路の下方に仙北鉄道のトンネルがあったなど知る由もありませんでしたが、よくよく見ると確かに写真に残されているコンクリート状の壁面が土砂に埋もれているのがわかります。
➄はその奇跡は殆ど体を為さない程、景色が変ってしまい、ある所は川の下に、またある所は田んぼの畦道になっています。
➅はその畦道から現在の県道に合流し、「藤里停留所跡地」と石碑が建ちやがて東北本線へと合流する具合だったそうです。また運手士だった方の曰く「瀬峰から出発していつも苦労するのは、そろそろ築館駅へという時、きつい登り坂なので滑り止めの砂を線路に撒くなど、時には車両を降りて先駆けて砂撒きしたんさ!」がとても印象的でした。今でもその方は瀬峰に元気で住んでいます。
➂そして更に右に進路が向くと今度はかなり長い直線を走り、
④やがて緩やかな登坂、今度は左に進路が向くとトンネルに入り、
➄そのトンネルを抜けると左側に山、右側には田園風景が広がり
➅更に直線コースを辿りながら東北本線を潜り瀬峰駅に合流するという感じです。
今、遺構として残っているのは
➀の近辺に車両を納めた車庫がその姿を見せてくれ、今でも倉庫として使っている模様です。
➁については、現在、東北自動車道が横切っておりますが、駅からこの近辺そしてさらに下ると相当の段差があった感がします。
④かつて何の気なしに築館と登米を行き来してましたが、まさか道路の下方に仙北鉄道のトンネルがあったなど知る由もありませんでしたが、よくよく見ると確かに写真に残されているコンクリート状の壁面が土砂に埋もれているのがわかります。
➄はその奇跡は殆ど体を為さない程、景色が変ってしまい、ある所は川の下に、またある所は田んぼの畦道になっています。
➅はその畦道から現在の県道に合流し、「藤里停留所跡地」と石碑が建ちやがて東北本線へと合流する具合だったそうです。また運手士だった方の曰く「瀬峰から出発していつも苦労するのは、そろそろ築館駅へという時、きつい登り坂なので滑り止めの砂を線路に撒くなど、時には車両を降りて先駆けて砂撒きしたんさ!」がとても印象的でした。今でもその方は瀬峰に元気で住んでいます。
追伸 登米市歴史博物館で購入した「仙北鉄道」の資料に、とても興味深い廃線路が記してあり、なんと約40kmに渉る私鉄「仙台鉄道」というものが、北仙台⇒西古川(現大崎市)を結んで鉄道が敷かれていたらしいです。今回は長くてすみません。
築館線現役時代には、この2軸ガソリンカーが走っていた。
瀬峰の車庫の奥にあった昭和9年日車製 ハフ407 (元キハ3)
こちらはコメントにあった仙台鉄道を走っていたガソリンカー。
仙台鉄道路線図
瀬峰の車庫の奥にあった昭和9年日車製 ハフ407 (元キハ3)
元ガソリンカー ハフ407 車両竣功図 |
こちらはコメントにあった仙台鉄道を走っていたガソリンカー。
仙台鉄道路線図
ども。
返信削除えーと。
仙北鉄道についてはおれはほとんど知りません。前にもコメントで書きましたが、一回だけバスで登米に行ったことがあるだけです。でもいろいろな書籍やWebで写真は見てきましたし、「地方私鉄 1960年代の回想」の関連ページはくまなく見てうらやましく思っていました。
で、えーと。
そんなこんなで仙北鉄道にはそれなりに興味があったので、Yahoo!ワイワイマップで「廃駅地図」を作ってたりしました。いやあ、なんで線を引けないYahoo!ワイワイマップを選んだのかなあ、線を引けるGoogleMyMapを選んだのがいかったんでないかなあ、なんて後悔もしているんですが(=^_^;=)。
*仙北鉄道廃線駅位置情報
http://waiwai.map.yahoo.co.jp/map?mid=9MvACBPEmNSAZxrFtVYgs4m1YPkgYwb_d7VD
どっちかっつうと、「宣伝をしよう」という感じじゃないです。もし間違いがあったら指摘してくださいね、と、情報をお持ちの方にチェックしていただければ、みたいな感じです。
ただ、現在の地図には記載されていない廃線となった路線の情報としては、それなりに日本有数のまとまったものだと思います。KatsuさんのWeblogの回想録の執筆の上で参考になることがあれば、うまく使ってやってくださいみたいな。精度には問題があるかもしれませんので、そのあたりは警戒的によろしくどうぞです(=^_^;=)。
*Yahoo!ワイワイマップ「廃線・廃駅情報 廃線・廃駅情報」総合
あんまし役に立たないような気がする・・・。
http://waiwai.map.yahoo.co.jp/map?mid=UsyuBP3EmNQZTiwmXSH1m_lgOjy9s8OG4j4C
*「廃線・廃駅情報」GUI販インデックス
これはそれなりに使えるかも・・・。
http://waiwai.map.yahoo.co.jp/map?mid=YCccjjvEmNTHQs1Gu2HAYuOf.4P7SMVuCX7r
*「廃線・廃駅情報」テキスト販インデックス
http://nekosuki.org/landscape/index2/lostlinemap.htm#00001
猫が好きさん
返信削除いつもいろいろ情報ありがとうございます。
仙北鉄道廃線駅位置情報を拝見しました。
大変参考になります。
今、仙北浅部駅近辺をアップ準備中でして、位置情報を活用させてもらいます。