この二つの駅の間に拡がっている留置線には、南側に迫る和歌山の山並みを背に、至るところ元阪神の小型車オンパレードであった。よくぞこれだけ同類を集めたもので、5枚窓モハ24以外はどの車両もよく似ている。富山地鉄笹津線からやって来た小さなデ10型が入線したのは、この後の時代であった。
後に人気者となった元阪神5枚窓のモハ24は既に入線していた。
小型車オンパレードの留置線の先に、接続口駅の小さなホームの端が見える。
左からモハ26(阪神)+クハ104、 モハ23(阪急)、 モハ31(阪神)+クハ101、 モハ24(阪神) 日方 1965.8.4
日方駅を発車したモハ32(元阪神)
日方駅を発車した電車は、構内の端にある接続口駅に直ぐ到着する。この駅と国鉄のホームは通路で繋がって、外に降りることはできない駅である。この駅を出ると左にカーブし東へ進み山に向かう。
日方駅を発車したモハ32は、直ぐに接続口駅に到着する
元阪神電鉄の車両群の写真は、まだこの鉄道の利用者が多かったことをうかがわせます。
返信削除迫力ある1枚ですね。
青蛙
青蛙さん
返信削除この時代、他の地方私鉄でもお客が多かったですね。マイカー時代到来で鉄道の将来は抹殺されてしまった?
この旧塗色時代の昭和43年、2回目の関西私鉄めぐりの時に一度訪ねました。なんだか緑青色というか複雑な色でしたね・・関東人から見ると関西私鉄の色は独特でした。
返信削除Cedarさん
返信削除旧塗装時代に行かれたんですね。
私は旧塗装をカラーで撮っていなかったので、レンガ色と勝手に記憶していました。
モスグリーンに帯という記事をどこかで読み、私の記憶違いが分かり、その直後にCedarさんのブログで初めてこの色を知りました。
自分が昔見た色なのに、それがすっかり消えて今知った衝撃的な色に惹きつけられます。