私が58年前に撮った江ノ電の風景に対比させて今の風景を撮った地元の田中さんがいました。
昔の写真に合わせて撮影位置、電車の位置等、かなり拘っています。
江ノ電の現状カラー写真(掲載了解済)を昔の写真と対比してみました。

鎌倉行が江ノ島駅を出たところ。
1963.4.28
上の写真の現状。 2021年8月 撮影:田中さん
写真を対比すると店舗建物、看板、架線などの様々な今昔比較ができます。鎌倉へ向かう電車の位置など昔の写真にうまく合わせたものです。

江ノ島-腰越
1963.4.28

上の写真の現状。 2021年8月 撮影:田中さん
左の親子と右の傘を差した通行人とクルマ、昔の写真に対して電車の位置と人の位置のシャッターチャンスにかなり拘ったようです。
よく見るとガラス屋さんはLIXIL(住宅設備機器業)代理店へ、今も残る洒落た街路灯の柱と背後の架線柱、そして電線の増大など58年間の変化が読み取れます。
路面電車の撮影では人やクルマは決して邪魔者ではない、それらをうまく写し込むことにより写真が生き生きしてくるものです。