案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2011年11月2日水曜日

日鉄自動車製の板台枠台車

昭和14年に雨宮製板台枠台車を買取って銚子電鉄デハ101を製造した日鉄自動車は
その2年後の昭和16年~19年に草軽電鉄モハ101~105を新造し、同じような板台枠台車が装着されている。更に昭和26年に製造された栗原電鉄(狭軌時代)モハ2400形も同様の台車を履いている。

これら軽便電車の台車はてっきり雨宮製と思っていたが、日鉄自動車製だそうで良く見れば枕バネや全体が微妙に異っている。日鉄自動車では雨宮製を参考にして雨宮そっくりな板台枠台車を製作したものと思われる。


日鉄自動車製 元草軽モハ103 (越後交通栃尾線モハ208)  1964.3.22

日鉄自動車製 元草軽電鉄モハ102  (越後交通栃尾線ホハ29)


日鉄自動車製 元栗原電鉄モハ2400形 (下津井電鉄サハ1)  1962.7.29


日鉄自動車製の板台枠台車(元草軽) 車輪径710mm 軸距1498mm 


 雨宮製の板台枠台車(花巻) 車輪径863mm 軸距1498mm

この他の記事
雨宮製板台枠台車1(花巻電鉄、東武鉄道)
雨宮製板台枠台車2(東武鉄道)

0 件のコメント: