案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2010年11月21日日曜日

晩秋の頸城鉄道 ホジに揺られて

本日よりブログを再開し、晩秋の頸城鉄道を続けます。

たった15Kmの区間を往復していたホジ単行の車内は忘れられない光景であった。
日中はガラガラで、暖かな陽差しが差し込む車内は長閑な空間であった。
お年寄のお客にとっては、便利なバスよりも、軽便の方が遥かに優しい乗り物なのであろう。
ホジの車内では、客同士の会話で談話室のようであった。ロングシートと中央エンジン室カバー(座席)はお年寄りとっては都合が良い。こんな小さな車両1両に、ワンマンカーではなく車掌1人がつく良き時代であった。

ユサユサと揺れる木造りの車内に、秋の陽がさんさんと差し込む。  1970.11.2

ドアの脇には車掌さんのカバンと家具調の物入れが。

エンジンルームカバーに腰掛けて、車掌さんと世間話をしながら
乗車賃の準備をするお年寄りもいた。

暖かな陽差しの下、秋の風景の中を往復するホジ。  大池 - 飯室

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