案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2010年4月19日月曜日

熊本電気鉄道

熊本市内と郊外の菊池を結ぶ熊本電気鉄道。
1960年代は多くの地方私鉄が消えて行ったが、今なお残る熊本電鉄。
1967年3月に訪問した時は、熊本市内の藤崎宮前から菊池まで営業していたが、その後菊池~御代志間が廃止され、藤崎宮前~御代志間と、上熊本~北熊本間が今も営業している。

当時の地方私鉄は今とは大違い。地方私鉄は特徴ある車両が大変豊富で、熊本電鉄も様々な車両が在籍していた。熊本駅から市電で少し離れたところに始発駅の藤崎宮前があり、ここから菊池まで往復したが、車両ばかりに注目し沿線はこれと言って記憶がない。改めて写真を見ても、当時の熊本市郊外を行く沿線には何もない。

泗水 - 高江  1967.3.6

高江 - 辻久保


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